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起業したいから会社を辞める、の順番じゃなくてもいい

「いつか起業したい」

そう思ったときに、会社を辞めることを最初の一歩として考える人もいると思います。

でも私は、起業したいからといって、最初に会社を辞める必要はないと思っています。

むしろ、会社員を続けながら始めてみる方が断然いい。

できることから、少しずつ。

僕自身の経験から考えると、その方が長く続けられる可能性が高いと思っています。

目次

夢があっても、生活が苦しくなるとそれどころではなくなる

理由はすごくシンプルです。

生活費のことを軽く考えない方がいいから。

夢や情熱があること自体は、とてもいいことだと思います。

でも、家賃や食費、光熱費、通信費。

そういう生活そのものが危なくなってくると、夢どころではなくなります。

僕自身、離婚後の財産分与で、本当にお金がなくなった時期がありました。

そのときに考えていたのは、

「これをやりたい」

とか、

「こんな事業を作りたい」

ではありませんでした。

まず、生きるために働かなければ。

それだけです。

実際に経験して思いました。

ライフラインのピンチは、残酷なまでに情熱をゼロにします。

「①やりたい → ②生活不安 → ③まず生きる → ④情熱が消える → ⑤小さく始める」という流れ

だから私は、起業するために生活基盤を壊す必要はないと思っています。

むしろ逆です。

夢を追いたいなら、まず生活を守った方がいい。

会社員を続けながら始めるメリットは、お金だけではない

会社員を続けながら副業や起業準備をすると、当然ですが使える時間は限られます。

・仕事が終わったあと
・お昼休憩
・休日
・朝や夜の少しの時間

自由に使える時間は、それほど多くありません。

でも私は、それが悪いことばかりだとは思っていません。

時間が限られているからこそ、何を優先するのかを考える習慣がつく。

そして、短い時間でも、毎日少しずつ続ける習慣がつく。

会社員を続けながら起業準備をすることで、限られた時間の中で優先順位を決め、短い時間でも毎日続ける習慣が身につき、その力が独立後にも活きる流れを示した図

この二つは、あとからかなり効いてきます。

独立したからといって、時間が無限に増えるわけではありません。

・仕事をする
・営業する
・連絡を返す
・経理をする
・新しいことを覚える
・発信する

事業を自分でやるなら、結局いろいろなことを自分で判断しなければなりません。

だからこそ、会社員をしながら、

「今日は何をやるのか」
「限られた時間で何を優先するのか」

を考える経験そのものが、独立後にも役立つと思っています。

辞める基準は、生活を維持できるかどうか

では、どんな状態になったら会社を辞めてもいいのか。

私ならまず、毎月必要なお金を可視化します。

・家賃
・食費
・光熱費
・通信費
・保険
・車にかかるお金
・その他、毎月生活するために必要になるお金

まずは全部出してみる。

そのうえで、下げられる固定費は下げます。

会社を辞める前に毎月の生活費を可視化し、不要な固定費や外食費を見直して、生活を維持できる金額を把握してから独立を判断する流れを示した図

私自身、不要だと思った保険を見直しました。

外での飲食に結構お金を使っていたので、そこも減らしました。

大好きなゲームも、一時的に売り払いました。

起業や独立を考えているなら、生活水準もある程度下げていいと思っています。

少し変に聞こえるかもしれませんね。

でも、これは単なる節約の話ではありません。

生活費を下げると、事業に使えるお金が増える

事業を始めると、生活費以外にもいろいろなお金がかかります。

・備品
・移動費
・広告費
・書籍
・打ち合わせ
・ツール代

一つひとつはそれほど大きくなくても、積み重なれば結構な金額になります。

だから、自分の生活に必要なお金を少なくしておけば、その分だけ事業に回せるお金が増えます。

そして、それ以上に大きいのが精神的な余裕です。

生活固定費を下げることで、事業に回せるお金と精神的な余裕が増え、試しながら続けやすくなる流れを示した図

たとえば、

「今月は絶対に30万円稼がないと生活できない」

という状態と、

「20万円あれば最低限の生活は維持できる」

という状態では、感じるプレッシャーはかなり違います。

もちろん金額は人それぞれです。

でも、必要な生活費が低ければ低いほど、事業で試せる余白は大きくなります。

・広告を出してみる
・新しいサービスを試してみる
・必要なものを買う
・学ぶために本を買う
・そういうお金を出しやすくなる

だから私は、生活水準を少し下げることを、

我慢するためではなく、事業に使える余白をつくるため

と考えています。

ライフラインを守れるなら、辞めてもいい

私にとって、会社を辞める基準はすごくシンプルです。

会社を辞めても、ライフラインを維持できるかどうか?

退職後も生活を維持できるかを基準に、維持できるなら辞める判断へ、まだ不安があるなら会社員を続けながら準備する流れを示した図

売上が何万円になったら辞める。

貯金が何百万円になったら辞める。

もちろん、そういう基準を持つのもいいと思います。

でも最終的には、

「これなら生活を維持できるな」

と自分で安心できるかどうかではないでしょうか。

逆に言えば、それができないなら、私はまだ辞めない方がいいと思います。

夢が足りないとか。

覚悟が足りないとか。

そういう話ではありません。

生活を守ることが大事なだけです。

独立前に、全部を勉強する必要はない

これは私自身の失敗談です。

起業するなら、もっと勉強しなければ。

もっと知識を増やさなければ。

以前は、かなりそう思っていました。

でも、勉強には終わりがありません。

・マーケティング
・営業
・WEB
・SNS
・経営
・会計
・デザイン
・AI

調べれば調べるほど、知らないことが出てきます。

そして、あれこれ手を出し始めると、本当にきりがありません。

気づけば、

事業を始めるために勉強していたはずなのに、勉強すること自体が目的になってしまう。

私は実際にそれを経験しました。

だから今は、先に全部覚えようとしなくてもいいと思っています。

勉強ばかりで動けない状態と、まず行動して必要になったことを学びながら進む状態を比較した図

まず最低限必要なのは、

誰に、何を提供するのかを決めること。

そして、それを届けるためにマーケティングの基本を知ること。

あとは、スマホやPCをある程度使えること。

私は、このあたりが土台になると思っています。

今は、調べることも、発信することも、連絡することも、資料を作ることも、申し込みを受けることも、かなりの部分がスマホやPCを通して行われます。

高度なことまでできる必要はありません。

でも、自分で調べて、自分で動けるくらいの力はあった方がいい。

そのうえで、実際に仕事をしてみる。

そして誰かから、

「これをやってほしい」

と求められたら、それに必要なスキルを高める。

私は、その方がずっと実践的だと思っています。

必要になってから学ぶ方が、身につきやすい

必要になったことを調べ、試し、誰かの役に立つ中で経験として身につけていく学習サイクルを表したイラスト図

振り返ってみると、私自身もその方法で身につけたことがかなりあります。

先に全部学んでから仕事を始めたわけではありません。

・目の前に困っている人がいる
・何とかしたいことがある
・そのためには自分に何が足りないのかを考える
・必要になったから調べる
・試してみる
・分からなければ、また調べる

そうやって覚えたことの方が、私には身につきやすかったです。

だから、起業するために何年も勉強してから始める必要はないと思っています。

小さく始めて、必要になったことを覚えていく。

それでも十分です。

起業したいなら、会社を辞める前から始めればいい

会社員の安定収入を土台に、小さく試し、発信し、サービス提供と改善を重ねながら独立という選択肢へ進む流れを示したロードマップ図

起業したいなら、まず会社を辞めなくてもいい。

・会社員をしながらやってみる
・小さくサービスをつくってみる
・誰かに提供してみる
・発信してみる
・失敗する
・直してみる
・必要なことを勉強する
・また試す

それでいいと思います。

むしろ、その期間に、

「自分は何を提供したいのか」
「誰に喜んでもらいたいのか」
「どのくらいのお金があれば生活できるのか」
「どんな働き方をしたいのか」

が少しずつ見えてくるかもしれません。

今の会社がどうしても嫌なら、転職したっていい

そして、

「起業したい。でも今の会社が本当に嫌だ」

という人もいると思います。

それなら私は、転職すればいいじゃんって思っています。

今の会社で我慢して消耗し続けるだけでなく、生活を守るために転職して環境を立て直す選択肢もあることを示した分岐イラスト

だって、最後には起業するつもりなのだから。

だったら、今いる会社を辞めることそのものを、それほど怖がらなくてもいいと思います。

・もう少し時間に余裕のある会社
・もう少し精神的に楽な仕事
・生活を維持しながら、起業準備を続けられる環境

そういう場所へ一度移るのも、一つの方法です。

会社員を続けることが目的ではありません。

今いる会社に耐え続けることが目的でもありません。

大事なのは、

自分の生活を守りながら、次へ進める状態をつくること。

それだけです。

できることから、少しずつ

起業したいなら、会社を辞めずにやってみたらいい。

できることから、少しずつ。

いきなり人生を全部変える必要はありません。

・今日、30分だけ調べてみる
・自分が提供できそうなことを書き出してみる
・誰か一人に話してみる
・ひとつサービスをつくってみる
・SNSに一つ投稿してみる

それだけでも、何もしなかった昨日とは少し違います。

そして、どうしても今の仕事が嫌なら、転職したっていい。

最後には起業するつもりなら、その途中の会社を変えることを必要以上に怖がらなくてもいいと思います。

私が大事だと思うのは、

会社を辞めないことではありません。生活を守ることです!

生活を守りながら、小さく始める。

少しずつ経験を増やす。

必要なことを覚える。

そして、

「もう大丈夫だな」

と自分で思えるところまで来たら、そのとき会社を辞めればいい。

起業したいなら、会社を辞める前から始めてみましょう。

できることから、少しずつ。

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ありがとうございます。

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